ミーティングの中には、「ブレスト(ブレインストーミング)」と呼ばれる参加者のアイデアを「引き出す」ための集まりがある。
「ブレスト」なんて言わないでも、「〇〇〇ミーティング」なんてタイトルが付いていたら、それはきっと、〇〇〇について話し合い、〇〇〇を決めるための集まりなんだろう。
そんな集まりなのに、目を閉じてウンウン頷くだけだったり、メモを取るフリだけしたり、その時はそんな風にやり過ごしているクセに、終わった途端にあーでもない、こーでもないと言ったりしていることを後で耳にすることがよくある。
残念ながら、参加者も、発言者が発言できるように進行するファシリテーターも、方法をわかっていないので、せっかくの機会を意味のない時間にしてしまう場合が多い。
ブレストは、楽しみながらやらないと。
やり方が正しいかどうか分からないが、僕が主催でそういう機会を設けた時は、「適当にしゃべっていいよ」という雰囲気をまず作る。
本題になかなか入らなかったり、知らないうちに本題に入ったり、世間話か何なのかよく分からない状況に巻き込んでいく。
だから、そんな場に慣れていない人は、そんな状況に違和感を覚え、「早く本題に入ってくれ…」や「何?このふざけた感じ…」みたいな顔をして汗をかいたりしている。慣れるまで。
楽しみながらやると、素晴らしい意見やアイデアが出たりする。
ポイントは一つ。
『アホなことを言いまくること。』
とにかく風呂敷を広げて、なるべく大きく、大きく、広げまくって、後はみんなで畳んでいく。
大きく広げた分だけ、畳んだ時に分厚くなる。
そんなイメージ。
人は、楽しいことしか上手くならないように出来ている。
でも、それでいい。
分厚い風呂敷にしような。