僕たちは価値観がグルンッ!と変わる(変わった)瞬間にいる。
明治維新も、多くの人はグルンッ!と変わる瞬間なんて気づかずに、「なんか知らんけどせわしないな…」くらいの感覚で生きていてた。
変革のタイミングは、いつも無理やり。
まさに今がその瞬間。
わざわざ“瞬間”と書くのも、これから先の、長い長い年月を思えば、今、起こっていることなんて、またたく間のことにしか過ぎないから。
この変革の時、僕のいる飲食業も、大きく変わろうとしている。
すでに今、飲食店の販売カテゴリーの中に、『テイクアウト』が加えられ、更にそのカテゴリーが【お持ち帰り】と【配達】に分割された。
これは何を意味するのか?
それを考えた先に、きっとこの先の当たり前が存在している。
飲食店にとってのチャンス。
今まで100席だった席数が、無限になった。
『行かなくてもいい』と『行きたくなる』の、両方に価値があり、共存する。
『行かなくてもいい』を磨けば磨くほど、『行きたくなる』の量が増し、行ったことで、『行かなくてもいい』の価値が上がる。
飲食店は、体験価値の商売。
飲食店はこれから、今まで以上にもっと、リアルとリアリティの両方を楽しんでいただける存在になる。
なんというあやふやな世界。そう、昭和のプロレス的世界が加速する。
間違いなく。