「何になりたい?」
子どもの頃にはよく聞かれていたのに。
「何になりたい?」
最後に聞かれたのは、いつだっただろう?
「何になりたい?」
自分自身に聞いて欲しい。
「なりたい」より「ありたい」を大切にしたい… なんて言い訳で思考を止めないで、自分自身に聞いて欲しい。
そこら辺にある似合いそうなものを適当に掴まないでいいから、純粋に、ボンヤリでもいいから、埋もれている自分の「なりたい」を探し出して欲しい。
「なりたい」を自分で見つけられないなら、話しを聞かせて欲しい。僕じゃない誰かにでもいい。得意なことをいっぱい。
自分が生きてきて、自分が本当に嬉しかったことや、人に認められたいことを、恥ずかしがらずに、話して欲しい。最初はうまく話せないかもしれないけれど、嬉しい話しは、話ししていても嬉しいから、きっと、聞いている方も嬉しくなるはず。
話しているうちに、「ありたい」なんていう、もうすでに持っているものなんかじゃなく、まだ手にいれていない、もしかしたら随分昔にしまい込んでしまって、しまったことすら忘れてしまった「なりたい」のシルエットが、ボンヤリと浮かんでくるかもしれない。
浮かんできたそれを、言葉にしてほしい。言葉にして、たくさんの人に言ってほしい。
子どもがクリスマスに欲しいものをお願いするように、「なりたい」を、たくさんの人に言ってほしい。40歳でも、50歳でも、60歳でも関係ない。恥ずかしいことじゃない。
「なりたい」はかっこいい。
「何になりたい?」
僕は、人の「なりたい」を応援したい。応援するだけじゃなく、それを叶えさせたい。それを喜びにして生きたい。そういう立場になり、そういう人になりたい。
それが、僕の「なりたい」だ。
僕も言った。だから、お前も言えよ。じゃあな、アミーゴ!