僕が行う企画会議は、出来るだけ狭く、余計な話ができ、お菓子なんかをポリポリ食べれるような環境を出来るだけ選択して行う。
”襟を正さない状況”
をあえてつくる。
メモ用紙にお菓子のカスや醤油の後が染みている事などしょっちゅう。メモ用紙代わりに包装紙の切れ端を使う事も、しょっちゅうある。
”いい加減な状態”
をあえてつくる。
そういう緩やかな状況の中、話をアッチやコッチに行くようにし、どんどんアッチとコッチの輪を縮めて行く。
その間僕は殆どしゃべりっぱなしだ。
自分の発言を自分で否定し、肯定し、ケチをつけ、まとめていく。
周りの仲間達はそれを聞き、急に始まる僕の一人芝居に付き合ったり、無視したり、それを膨らますチャチャをいれたりする。
そうして出来上がる。
・過剰に意見を求める
・真剣な環境でする事が真剣な内容だと感じる
・イメージ力が無い人が主催している
・定期的な否定をしない
それらを除外するだけで、短時間で素晴らしい会議が実施できる。
食べているお菓子の袋のデザインがヒントになる事だって、飛び出したオヤジギャグが閃きのきっかけになる事だって、パラパラめくる雑誌に偶然答えが載っている事だってある。
ゆるい環境の芯が何かさえ解かっていれば、全てそれは素晴らしい会議になる。