ある日、久しぶりに揃ってはしゃぐ3人の娘をボンヤリ見ながら何となく思った。
「子どもを育てるなんて、できないなぁ」
と。
子どもたちは、たぶん自分でもよくわからない「何か」を探しながら、いろんな出会いを繰り返し、与えられたものでは何か違うような気がして、自分で見つけるしかないよな、なんて思いながら、よくわからないなりに、もがいている。
そうやってもがいて見つけた、憧れ。
そして、向かう。それに向かって、自分で育つ。
「憧れ」に向かって、自分で育つ。
そんなことを、ふと。
僕もそうだった。
あの日、憧れを見つけた。
部下育成なんていうのも、同じなのかもしれない。
仕組みじゃない。
それっぽくは見えるけれど、それは本物じゃない。
「あなたは、憧れられる人ですか?」
答えは、「育てたい」と願う側にするこの質問に、あるような気がする。
自分が、そうならないとな。