あまりにも有名な『ドラえもんのうた』では、不思議なポッケがあんな夢やこんな夢を叶えてくれるが、実は僕たちも、そのポッケを持っている。
今から約2年前、コロナウィルス感染拡大による3度目の緊急事態宣言が出される少し前、僕は『未来の当たり前の種』というタイトルで、イノベーションについてこのブログに記事を書いた。
この記事で僕は、
「イノベーションは価値の創造… まだ見ぬ未来の当たり前の種は、きっとお店のアチコチで息を潜め、当たり前に囚われた僕たちを見つめている。…」
と書いている。
で、どうだっただろうか?
2年前のこの時には当たり前ではなかったことが、2023年の今、当たり前になっている現実はないか?
お持ち帰り売上を獲得できたらいいな。誰かが配達してくれたらいいな。予約対応を機械がやってくれたらいいな。席配置も勝手にしてくれたらいいな。…
過去の「こうなってくれたらいいな。」が現実に。
僕たちは、想像することで未来の当たり前を引き寄せている。
想像する力。
イノベーションは求めるものじゃない。ついてくるもの。
大切なのは、創造の手前にある『想像』の力。
そう、これこそが、不思議なポッケ。
「こんなこといいな、できたらいいな」
それをどれだけ想像できるか。
想像力。
想像したら、言う。
「あんな夢、こんな夢、いっぱいあるけど」
声に出して言う。何回も、多くの人に、大きな声で、言う。それはアウトプット。アウトプットすれば
「みんな、みんな、みんな」
に響く。
「叶えてくれる?」
それはわからない。だけれど、
「不思議なポッケで」
この現実を作ってきたように、未来も同じように作り続けていくはず。
「叶えてくれる」
その日のそれが、イノベーションなんだろう。
そう、その想像力は、いつかの『叶う』の種だ。