マッチョさんの剃刀

飲食店で働くすべての人が「この仕事を選んで良かった!」と心から思えるように。

2019-01-01から1年間の記事一覧

サル

体中が痛い。 長い間、眠っていたような気がする。 ゆっくりと目を開けると、若者とイヌが、心配そうに、ぼくの顔を覗いていた。 「心配したよ。目が覚めたんだね、良かった。」 若者はそう言うと、ぼくの側に、水の入った竹筒を置いてくれた。 彼らのことは…

イヌ

桃のマークが付いた鉢巻をして、〔日本一〕と書いたのぼりを背負い、胸を張って歩いてくる、クレージーな若者とすれ違った。 「なんちゅう格好で歩いとんねん・・・」 と、驚いたものの、なんとなく興味を持ってしまい、コッソリと後を追いかけた。 クレージ…

言葉と時間のプレゼント

「言葉が少ない」と思う。 「言葉が足りない」と感じる。 あの時、言ってさえいれば、こんなにややこしくなっていなかったようなことが、あちこちで巻き起こっている。 言葉を待っている人がいる。 ずいぶん経ってから、「ぼくもそう思っていました。」と簡…

どんな時でもEnjoy it!

「美味しく食べれんのなら、食べなくてもいいわッ!」 もたもたと食事をする小学生の子どもに、嫁さんは言う。 我が家には3人の子どもがいるが、全員これを言われて育った。 高校生と中学生の二人は、もうそれを分かっているので、「美味しく食べれん」態度…

「在りよう」の学び

あたり前の顔をして、キレッキレの動きで交通整理するおじさん。 食べる前の「いただきます」、食べた後の「ごちそうさま」。 コンビニでお金を払い、当たり前の笑顔で「ありがとう!」というお客さん。 出かける時の「行ってきます」、帰って来て「ただいま…

Reflectionという分岐器

どんな機会でも、それをチャンスだと捉えると、これからを変える分岐点になる。 例えばケンカをして、「もう嫌や…」と思ったとして、それがその分岐点だとしたら? 叱責やののしりという感情のぶつけ合い。そこに隠れてしまった言葉の中に、ぼくが気づかない…

ブギろうぜ!

「ヒロトがユニット組んだよ!」と知人が教えてくれた。 もしぼくが、クロマニヨンズのファンだと公言していなかったら、甲本ヒロトが内田勘太郎と【ブギ連】というユニットを組んだことを知らなかたし、今日発売のアルバムを買うこともなかった。たぶん。 …

今のそれが、繋がっているとしたら。

今から7年前に、「【伝える】より【届ける】の方が良い」というようなことを書いた。 ⇓ macchosan.hatenadiary.org 【伝える】に違和感を抱いたのは、何かを話すたびに何度も「伝わってますか?」と確認するセミナー講師の口癖にイライラしたのがきっかけだ…

聞こえてほしいあなたにも

「演歌がえーわ!美空ひばり最高!」と、うっとり顔でいつもカセットデッキで演歌を聴いていたオカン。 ぼくの聴く音楽には、「そんなやかましい歌、何がえーねん!」といつも文句を言っていた。 ある日、ぼくが台所に入っていくと、オカンに声をかけられた…

「すぐやる!」のすぐ隣りに

「すぐやる!」は、関心に最短で反応する行動で、素直さの表れだ。 だけれど、どういう訳か、「すぐやる!」の「やってみて」にくっついている「どうだった?」は、ポンッと切り離されて、「やってみた」ことの達成感に踏みつぶされる。 気が付けば、あちこ…

AnswerよりResponseさ

ついつい【答え】を求めてしまう。 【答え】は早ければ早いほど安心するし、自分が望んでいるものであればあるほど嬉しい。 なので、【答え】がなかなか返ってこない、自分の望んでいるものではない、ような状況の場合、もの凄くストレスが溜まる。 いつもイ…

Message in a Bottle

亡くなった奥さんに宛てた手紙の入った瓶を海に流し、時が経ち、それを海岸で偶然見つけた女性が、手紙を書いた男性に興味を持ち、巡り会い、やがて恋に落ちる…(ような話だった気がする)ケビン・コスナー主演の映画がある。 このブログを最後に書いたのが2…

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