仲間の声援というものが、どれだけ力を与えてくれるのかという事は、ワンピースを熟読してしっかりと理解しているつもりだったが、
リアルに、実感として、ホントに素直にそう感じる事が、今日、僕の身に起った。
戦っている僕の耳に、
会場を見渡した僕の目に、
必死で声を張りあげる仲間たちの姿があった。
決勝では負けてしまったけれど、一回戦からすでに限界だった僕の身体を決勝まで勝ち上がらせてくれたのは、確実に仲間の声援だった。
表彰台でかけてもらった銀メダルは少し安っぽいけれど、僕の姿を見ながら拍手を贈ってくれた仲間の笑顔は、僕にとってかけがえのないものになった。