マッチョさんの剃刀

飲食店で働くすべての人が「この仕事を選んで良かった!」と心から思えるように。

ため息のバカ

 「最近オープンして以来、大繁盛のイタリアンがある!」

 という情報を入手し、早速F田氏を引き連れて視察へ。

 「あれ?どこ?この辺やと思うねんけど…」

 運転しながら2人でキョロキョロしていると、遠くの方にそれらしき建物を発見!

 「あれやッ!」

 近付いて見てみると、

 『21日オープン予定』

 と書いてあった。

 ガッテムッ!

 人づての風の噂ほど怪しいものはない。

 気を取り直して、近くにある別のイタリアンへランチ視察へ行った。

 
 美味しそうな豚バラの煮込み↓

 
c美味しそうなトマトとモッツァレラ↓

 
 「美味しそう」と「美味しい」は全く違う。

 当り前だが”前”と”後”の差だ。

 見た目が美味しそうなものは、食べる前のハードルを上げる。

 美味しそうだった『豚バラの煮込み』も『トマトとモッツァレラ』も、3秒後には「不味いもの」に変わってしまった。

 
 不味そうなジュース↓

 
 アメリカ人が好みそうな色合いのジュース。

 勇気を振り絞って飲んでみると案外いけた。見た目が「不味そう」な分だけハードルが下がった。

 
 不味そうなペペロンチーノ↓

 
 冷凍のカントリーウェッジポテトを大胆に使用したペペロン。大胆過ぎやしないか?見た目が「不味そう」でハードルを下げているにもかかわらす、更にその下を駆け抜けていく味わいには脱帽。

 
 冷え冷えのパンを食らうF田氏↓

 
 「美味しい」「美味しくない」「良い」「悪い」「かっこいい」「かっこわるい」・・・

 
 感覚の世界って難しいけれど、作っている人が自信を持てるかどうかなんて難しい事ではない。


 自信の無い物にお金を払わせるなバカ。

 仕方ないことにでも自信を持てる要素はあるだろバカ。

 そんなことが伝わるんだよバカ。

 
 自分自身にも、もう一度問いかけてみる。

 バカ。

 

 



 

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