和食ダイニングの春メニュー撮影。
「カメラマンに任せて見とけばいいんでしょ？」
と思う人もいるかもしれないが、そういう訳にはいかない。
撮影までに仕上げたメニューコンテを元にメニューリストを作り、コンテとリストを元に撮影リストを作る。
撮影当日は、撮影リストをチェックしながらコンテに沿って商品をレイアウトし、撮影する。
シーン撮影などもあるので、同じ商品を何度も作ったりもする。
で、『パシャ』っと撮影する。
これがグランドメニューの撮影になると、200カットを超え、丸々2日間かかる。
この日は、春メニューの撮影だったので、一日で終わったが、それでも11時間かかった。
こういう仕事をするようになって、そういう人知れずウゴメク水面下のコトの存在に興味を持つようになった。
そういうウゴメキを勝手に想像し、感動し楽しむ思考の果てが、僕の考える【Fantasy Mind/ファンタジーマインド】なのだと思う。
当たり前のように店頭に並ぶ黄色のバナナ。
だけれど【黄色のバナナ】は本来当たり前ではない。
黄色にする為の物語が存在する。
すべてのそういう当たり前の裏側を見つけて笑い、感動し、感謝する人に僕はなりたい。
撮影の話は？
まぁいいや。
