サービス業において、不利な容姿というものがいくつか存在する。
その一つが、
『背が高い』
という事だと僕は思っいる。
人は見下ろされるのが嫌いだ。
プライドが高ければ高いほど、見下ろされるのが嫌いだ。
見下ろされたことの無い背の高い人は、いつもの調子で人を見下ろしながら接客をする。
「いらっしゃいませ!」
と見下ろして言う。
笑顔で明るく、元気なのに不快。
そういう人が、一気に逆転できる方法、それは、
『相手の位置まで降りてくる』
という事だ。
腰を曲げたり、屈んだり、相手の目の高さまで降りてくる。
『自分はこういう理由で相手に不快感を与えている』
それを認識する事で一気に与える印象を変える事が出来る。
それを教えてあげるのが責任者だ。
持ってしまっている不利な要素に、元気さや明るさをひたすら加えても、なんとも言えない不快感は拭えない。
積み上げと排除。
お店を、スタッフを俯瞰的に見ないとできないけれどね。