マッチョさんの剃刀

飲食店で働くすべての人が「この仕事を選んで良かった!」と心から思えるように。

レンズを通さないアレコレ

 お世話になっている業者さんとの会食の席で、


 「○○店の店長はイイですねぇー!」


 という言葉を頂戴した。


 
 本来なら「でしょ?イイでしょ?」とニコニコしておけばいいモノを、僕と、同席していた僕の仲間達は声を揃えて


 「えー!?ホンマに?!」


 と声を揃えて否定した。


 
 そして直ぐさま後悔した。そして反省した。


 後悔して反省した僕たちは箸を止め、業者さんを放置して、反省会を実施した。



 サービス業の評価は、常に“お客様から見てどうなのか?”から始めないといけない。


 それを知りながら、ついつい知らない間に“自分から見てどうなのか?”だけで判断してしまっていた。



 さらに評価は常に多元的で多角的、多面的で複層的な見方によって行わないといけない。
 

 「イイ!」という声が上がれば、自分がどう思っていようが、それはそれで「イイ!」のだ。


 自分の「そうかな?」という否定レンズによって、その「イイ!」を見えなくさせ、見えないものに対して声を上げるのは絶対に間違っている。


 
 『一つづつ見れば、2点や3点だらけでも、全体的になんか10点』


 なんて事が、実際には起こる。


 「イイ!」もんは「イイ!」。だけど「よくない!」もんも「イイ!」だったりする。


 
 心の中で、アイツに謝った。ごめりんこ。

 

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