「秋なので、読書でも始めようと思っているのですが、読書初心者におススメの本を教えて下さい!」
というような質問を、同じ日に数人から言われた。
「本を読みなさい!」
というような事は、小学生の時に先生から散々言われたのだが、当時の僕にはピンと来ず、文字だらけの本なんて、手にするのも嫌だった。
だけれど中学2年生の時に転校を経験し、友達が一人もいない環境になり、妄想の中で学生生活を過ごすという悲しい思春期の中で、自然と『読書』をするようになった。
そんな妄想思春期が、ファンタジーマインドを生むきっかけになり、本を読むことで、妄想に広がりと厚みを加えることになった。
そんな友達が一人もいない僕がワクワクして読んだ本がコレ↓
- 作者: 椎名誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1982/05/20
- メディア: 文庫
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オッサン達が集まって、焚き火をしに無人島へいったり酒を飲んだりするエッセイなのだが、この本をきっかけに、僕は 椎名 誠 に夢中になり、椎名 誠 が書く全ての書籍や、椎名 誠が薦める本を片っ端から読むようになった。
「こんな大人になりたい」
と初めて思った大人が椎名 誠で、一人ぼっちの僕を救ってくれた恩人でもある。
その恩を忘れないために、どんなに場所がなくなっても、僕の部屋の本棚の一番下の段は、【椎名ゾーン】にして祀ってある。
おすすめの本の話じゃなくなった。
まぁ、いいか。