「僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨さえ逃げ出すに違いない」
「僕の勇気が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと若さで、太陽の跳ね返った川面をさらに輝かせるだろう」
「僕の挫折が魚だとしたら、そのあまりの悲痛さと滑稽さに、川にも海にも棲み処がなくなるだろう」
『フィッシュストーリー』/伊坂幸太郎
短編集で、とても読みやすい。伊坂作品をたくさん読めば、この短編集をもっと楽しめる。
中でも『ポテチ』は泣ける。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/01/30
- メディア: 単行本
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