マッチョさんの剃刀

飲食店で働くすべての人が「この仕事を選んで良かった!」と心から思えるように。

もっと知ろうよ

 以前このブログに『お客様の利用動機を知る』という事について少し書いた。
http://d.hatena.ne.jp/macchosan/20100802

 
 家族で食事に行く際も、電話対応の調査をする為に、出来るだけ予約をするようにしている。

 この日も予約を入れた。ピークタイムに。

 ただの席予約のつもりだったが、そのお店のスタッフが、

 「どいういったお集まりですか?」

 というような質問を柔らかくしてくるので、

 「一応子供の誕生日のお祝いで…」

 と伝えた。

 「よろしければ、お子様のお名前と、年齢を教えて下さい!」

 そんな会話で予約を入れた。

 次の日、予約した時間にお店に行き、食事をした。

 食事の最中にお店のスタッフは、妻に嬉しそうな顔でコソコソ声を掛け、食事が終わるタイミングで、誕生日の飾り付けをしたデザートを運んで来てくれた。

大喜びの子供。そしてスタッフのバースデーソング。

 ただの席予約が、『お子様(○○ちゃん)の』『7歳の』『誕生日会』の予約になった。

 僕から言ったのでは無い。

 お店が知ろうとし、聞き出し、利用動機を明確にした。

 出されたデザートはたいしたモノではない。プレートに名前と年齢、おめでとうの言葉が描かれ、ロウソクがさしてあるだけのモノだ。

 だけれど、僕たちは喜び、そのお店のファンになった。

 「どういった集まりですか?」

 たったソレだけの質問から、ファンを作る事がだって可能だ。

 明日から?

 いや、今すぐに出来る。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ