クーポンマガジンの女性担当者から、
「ホントに美味しんですよーッ!」
とやたらと言われたので、加古川にあるビストロに視察へ。
ここのお店は、フレンチ&イタリアンでありながら、ランチの名物は会席風の【籠ご膳】で、なんと2500円!
昼間から2500円をはたいてランチに舌鼓を打つというバブリーな行為が、デフレや不景気が叫ばれて久しい現在の我が日本国で堂々と行われているとは…主婦は怖い。
お店は6名カウンターと4名テーブルのみ。
「予約しないと入れない、予約もとれるかどうか…」
と女性担当者が言っていたので、前日に恐る恐る予約を入れたらすんなりOK。大袈裟な担当者。
「いつも一杯なんですよーッ!」
と女性担当者が言っていたが、店にいるのは予約をした僕たちオヤジ3人のみ。大袈裟極まりない担当者。
お店の名物である【籠ご膳】を注文。
お造りの醤油がメレンゲ状になっていたり、ちょっとした先付けにキャビアがのっていたり、『仕事』が伝わってくる内容で、美味しかった。
美味しかったけれど、昼間の2500円を払う事を考えると物足りない。
クーラーの調子が悪かったり、接客らしい接客をしていなかったり。
お客さんが商品にだけお金を払う時代は、10年以上前に終わっている。
500円のランチでも、2500円のランチでも、だ。
美味しかった。
美味しかった”けれど”が、全てを物語っている。