サボったり、書いたり、ホザいたり、フザケたりしながら一年がたった。
『マッチョさんの剃刀』を書き始めて一年が経った時、僕は東京にいて、勝手に想像して作り上げた物語の実の部分を覗き見していた。
やっぱり物語りはあった。
今、食べようとしている料理。
料理に使う食材。
食材を加工する会社。
会社で働く人。
働く人の汗。
汗の意味…
皿の上に乗った料理一つとっても、数え切れない程の物語が存在し、枝分かれして数え切れない出会いを生む。
そういう一つ一つの物語の存在を、
たまには目を閉じて感じたり、
時には行き過ぎの妄想を働かせたり、
幻想を抱いたり、
そうする事できっといつもとは違う感情を抱けるんじゃないかと思って、サボりながらもこの『マッチョさんの剃刀』を続けている。
【ファンタジーマインド/Fantasy mind】
僕は、僕が勝手に作ったこの言葉の本当の意味をまだ知らない。
だけれど、何となく、届けたい気持ちを一言で括れる唯一の言葉ではあるまいか、と思っている。
【ファンタジーマインド/Fantasy mind】
さぁ、始めよう!