そこに椅子がある。
当たり前のようにそこに座る。
そこに鉛筆がある。
当たり前のように握る。
そこにスイッチがある。
当たり前のようにそれを押す。
なぜ僕達は、当たり前のように椅子に座ったり、鉛筆を握ったり、スイッチを押したりするのか?
僕達は促されているのだ。
椅子や鉛筆、スイッチに促されている。
それを『アフォーダンス』と言う。
アフォーダンスは世の中の全てに潜んでいる。
スタッフは何に促されてそういう行動をとってしまったのか?
起こった現象のみに目を向けると、同じ結果を繰り返す。
スタッフの行動の裏側に、なんらかのアフォーダンスが働いている。
アフォーダンスを考える。
ついつい座ってしまう椅子のように、働く人がついつい笑顔になるアフォーダンスも、きっとある。