5点満点中4点の評価を得て、
「レシピ通り作ってるのに4点だった」
という感想に僕は驚き、
「まだそこか…」
と落胆する。
マダソコの連中に、優しい僕は、優しく何度も教えてあげる。
そもそもレシピは4点を取る為のツールである。
4点を取る為のツールに従っているのだから、4点で当たり前。
それ以上でも以下でもない。
レシピ通りしないバカは、原価の安定性を欠き、再現性を低下させ、内外の信用を失墜させる。
レシピ=失敗しないためのツール
と解釈した方がいい。
何度もそれを言ったり書いたりしているので、「まだそこかよ!」となる。
向こう側にいる人は、ある武器を持っている。
その武器を”工夫”と呼んでいる。
工夫を凝らす事は、レシピを無視する事ではない。
レシピ通りのポーションで少なく見えるのなら、盛り付け方の工夫次第で、見た目の印象を変える事が出来る。
そしてそれが広まることで、その工夫がレシピ化され、底辺の底上げに繋がる。
みんなの工夫が、全てを押し上げていく事になる。
工夫次第でクオリティはまだまだ上がる。
とあ和食ダイニングの、とあるお店の定食についている鯛は、驚くほど美味しい。
あまりの旨さにいてもたってもいられず、会計後に裏口に回り、
「あの鯛、なんであんなに美味しいの!?」
と絶叫した。
料理長は平然とその説明をしてくれた。
やはり、しっかりと、ちゃんとした工夫があった。
レシピ通りに工夫を添える。
添えろや、オイッ!