塩化ビニールハウスの焼却炉で苦戦している訳でも、リビングハウスで某客の選曲を楽しんでいる訳でもない。
「人は忘れる生き物だ」
ということを、ドイツの心理学者【ヘルマン・エビングハウス】が数値化した曲線のことだ。
人が何かを学んだ時、
・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・1ヶ月後には79%忘れる
ということが、この表でわかる。虚しい。
虚しいけれど、わかったことがある。
「おい!何回も言わすなアホ!」
は、間違いであることが。
「人は忘れる生き物だ」という大前提を持つことで、届ける側のスタンスは大きく変わる。
大切なのは、大事なことであるなら、何度も、何度も、何度も、諦めずに言い続けること。
忘れてしまう相手が悪いのではない。
前提に適応せず、言い続けられていない、諦める方がいけない。
届ける側が、諦めずに言い続けた思いが、残りの21%の記憶となって残る。
前提に適応する。
「おい!何回も言うぞ!アホ!」
諦めずに、言い続けよう!