自分の価値を上げるには、相手を認めることだ。
相手のことを認めると、相手の価値は上がる。
「君がいたから」
が、言えるかどうか。
「君のおかげで」
と、思えるかどうか。
伝教大師最澄の「忘己利他《もうこりた》」(自分の利益よりの他人の利益を優先して生きなさいという教え)がそれだ。
認められた相手は、嬉しくなる。
「嬉しい」という一次感情は、「ありがとう」という二次感情を呼び起こす。
相手を認めた途端、「ありがとう」がもらえた。
「ありがとう」をもらうと、嬉しくなる。
今度は自分が認められた気がして、自分に価値を感じる。
ほら、返って来た。
自分の価値を上げるには、相手の価値を上げること。
最澄さんに怒られるけど、この際、自分のために、でもいい。
認めることを、始めてみよう。