一年の終わりに、「今年一年を漢字一文字で表すなら?」なんてやらずに、「今年一年をどんな年にしたい?漢字一文字で表そう!」っていう目標設定を…
と、日本漢字能力検定協会に喧嘩を売る形で始めた2021年の目標漢字。
僕は【報】を選んだ。
「報いる : 受けた事に対して、それに見合う行為を相手にすること。」
改めて調べてみると、第二次世界大戦後の日本の防衛戦略『専守防衛』のようだ。更に報いるは、自分でそう思ったことであっても、相手がどう思ったかが重要なわけで。
どこかの誰かさんみたいに「どう?報いた?俺、報いた?」なんて聞く訳にもいかない。どうやら僕は、達成したかどうかを自分で判断できにくいややこしい漢字を選んでしまったらしい。今更だけれど。
2021年の僕は、「してくれている」事を前提に行動してきた(つもりだ)。「してくれていると思うようにして」といった方が正しいかもしれない。
それが自分から始めることであっても「してくれている」と捉え、「みなさんへのお返しなんですよ、エヘヘ。」と、行動してきた(つもりだ)。相手にわかろうが、わかるまいが関係なしに。
よくよく考えてみれば、それはやっぱり【報】という漢字に込められた意味そのものだったりするので、もしかすると僕は、しれーっと【報】のゴールテープを切っているのかもしれない。
そんな感じで2021年が終わろうとしている。
やれなかったり、できなかったことも、たくさんある。だけれど、なぜかあまり覚えていない。この先、やりたい事はハッキリしているけれど。
それでいいんだろう。
選ぶ道、ぜんぶ未来。
色々あった一年を振り返ってみて、その道にある色々の色一つ一つが、通った道の彩りになっている。
複雑な色が重なり合う方が楽しい。みんなも、きっとそうだろう。
さぁ、来年も一緒に、カラフルな一年にしような。